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信州大学医学部
保健学科長
金井 誠

松本地域では、お産できる医療機関と妊婦健診のみをおこなう医療機関の役割分担を決めて連携を図っており、お産難民を出さないためにとても有効なシステムとして機能しています。しかしながら、この体制を妊娠前から知っていないと、妊娠当初にとまどう可能性もありえます。これから妊娠する可能性のある周囲の方々へ、少なくとも以下の3項目について是非お伝えください。ご協力をお願いいたします。

1.お産と妊婦健診は、異なる医療機関で対応しています(産科医の少ない現状では、希望施設でお産できない場合もありえることをご了承願います)。
2.初診は、「分娩医療機関」でなく「健診協力医療機関」を受診願います。ここで共通診療ノートが配布されます。
3.共通診療ノートがあれば、いつでもどこでも妊娠状況を把握した診察が可能になります。

このシステムの円滑な運用に重要なことは、妊娠前における住民の皆様への広報となります。そのためには、皆さん同士での口コミ情報伝達も不可欠です。不安を感じる妊婦さんを1人でも減らすために、周囲の方々やご家族などに、以上のことを是非伝えていただきたいのです。産婦人科医はこの地域のお産を守るために今後も努力を続けて参りますので、ご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

松本地域の出産システム 3つのポイント

分娩医療機関と健診協力医療機関で役割分担をしています

松本地域(松本市、塩尻市、安曇野市、麻績村、生坂村、山形村、朝日村、筑北村)で分娩されるすべての妊婦さんと、産婦人科の救急治療を要するすべての患者さんに対して、安定した医療を提供できるように、地域全体で受け入れ体制を整備するために、お産ができる医療機関と健診のみを行う医療機関が分かれており、それぞれの役割分担を決め、連携を図っています。

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共通診療ノートによる情報共有を行います

松本地域で妊娠が確認された妊婦さんには、共通診療ノートが配布されます。医療機関の間での情報共有や妊娠中の皆さんが不安なく妊娠期間を過ごしていただくために必要な情報が記載されています。

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里帰り分娩が可能です

松本地域以外から松本地域へ里帰り分娩の受け入れが可能になっています。

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