親子での触れ合いが、赤ちゃんを成長させ信頼を育む

令和3年に完成した、ヒノキの香りあふれる開放的な木曽町役場の庁舎内には、子連れで自由に使えるキッズスペースや「はぐくみひろば」(交流スペース)があります。
このはぐくみひろばで月に1回開催されている、「ベビーマッサージ教室」にお邪魔しました。
生後3か月から8か月まで通える「ベビーマッサージ教室」
「ベビーマッサージ教室」は対象が3~8か月児と幅広く、予約不要のため、毎月通ってくる方も多いとのこと。保育士やファミリーサポーターによる別室での託児(要予約)もあるため、上の子がいても気兼ねなく参加できます。保健師も常駐しており、体重計測をしてもらえるのもうれしいポイントです。
「五感の刺激は脳に届き、育っていきます。毎日触れ合ったり、声を掛けたり、目を見つめたりすることで、お子さんはいろいろなことを考えて成長していき、親子の信頼も育まれます」という保健師さんのお話と、「赤ちゃんの体調に合わせて触れると安心し、気持ちが育ちます。お母さんも、自分の手のひらでお子さんの成長を感じてください」という助産師さんのお話から教室はスタート。
そして、心臓に近い左足から触れること、「あんよ」「おなか」と触れる場所を伝えながらマッサージするといいこと、オムツ交換はコミュニケーションを取るチャンスだということなど、ポイントやコツを織り交ぜながら、やり方をレクチャー。自宅で寝る前や雨の日の遊びとしても活用してもらいたいと、マッサージの仕方の資料も配布しています。

赤ちゃんは赤ちゃんを見て学ぶ、ということで、ほかの子の姿が見えるような配置で行われました。また幅広い月齢の子が参加していて動きもさまざまな中、月齢に応じたアドバイスもありました。「ハイハイの子も、気持ちよくなるとじっとしますよ」という助産師さんの言葉通り、次第にリラックスした雰囲気になっていきました。

ママと赤ちゃんが見つめ合います。

ママから赤ちゃんに声を掛けます。

リラックスした笑顔が赤ちゃんから自然とこぼれます。

終了後はタオルでくるんで抱っこ。マッサージが終わったことなどを伝え、水分補給をします。
取材日が最後の参加だったという8か月児のお母さんは「参加するたびに子どもの成長を感じ、ほかの子の成長も見られました。通えてよかったです」。初めて参加した3か月児のお母さんは「最初の触り方やオムツ替えの際の話など、いろいろと勉強になりました。ぜひ次回も参加したいです」と話していました。
地域の特性を生かしながら子育て支援事業を展開
木曽の魅力といえば、やはり木曽ヒノキに代表される「木」のぬくもり。今回のベビーマッサージ教室の会場も、ヒノキをふんだんに使ったフロアでした。その隣にあるキッズスペースにも木のおもちゃが並びます。

子どもたちに、木曽の木に親しんでもらいたいという願いが込められた事業が「ウッドスタート」です。離乳食が始まるころにヒノキやホオノキを使ったお椀とスプーンを、1歳の誕生日には木製のおもちゃをプレゼントしています。
「乳幼児防災セット」は、おしりふきや離乳食(ミルク)などをセットした防災リュックを配布する事業。数年前に大雨で町内の木曽川に氾濫の危険が迫ったことなどをきっかけにスタートした事業で、「防災の意識づくり」を目指しています。離乳食やミルクはローリングストックし、オムツは成長に合わせてそれぞれセットして備えます。
そして、妊娠中の夫婦を対象にした「パパママ教室」。夫婦でパートナーシップをどう組んで育児に向かうかを伝えるパートナーシップ講座や、沐浴体験やオムツ体験、タイミングが合えば赤ちゃんの抱っこ体験も行っています。
木曽町では、こうした子育て支援事業の案内に、子育て支援アプリ「まちっこはぐくみナビ(母子モ)」を活用しています。またLINEでの相談にも対応し、子育て中の悩みを一人で抱え込まないような取り組みも進めています。
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※この取材は、令和8年(2026年)9月24日に行いました。最新の情報は、木曽町公式ホームページをご確認ください。
